バイクを売りたいけど、自賠責保険って解約した方がいいのかな?
それとも、そのまま売っても問題ないのだろうか?
必要な書類もわからんし、手続きとかも面倒くさい。
あ~考えてると、バイク売るのすらめんどくさくなってきた…。
こんな疑問に答えます。
バイクを売る時の自賠責保険の対応は、自賠責保険の有効期限と、バイクの排気量(クラス)によって変わります。
この記事では、バイクを売る時の自賠責保険について、ベストな対応を解説します。
小難しい話をなるべく削って説明するので、保険と聞くだけで吐き気がする人でも理解しやすいはず。
- バイク売る時の自賠責はシンプル【解約or買上げ】
- 売る際の自賠責ベストな対応【具体的に解説】
- 自分で自賠責を解約する際の手順
- 買取業者に買上げしてもらう際の注意点
☑ 記事の信頼性
この記事を書いている私は、上記の通り、自賠責保険を実際に解約し返戻金が振り込まれました。
実際にバイクを売って、自賠責保険を解約した経験があるので、そこらの記事よりも参考になるはず。
バイクを売る際の自賠責保険どうするか問題
基本的にバイクを売る際の自賠責保険の対応は以下の2パターンのみ。
- 自賠責保険を自分で払い戻す(廃車手続きが必要)
- 買取業者or買い手に自賠責保険分を買い上げてもらう
要は、『自賠責を解約して残り月に応じた返戻金を貰う』、『自賠責を解約せず残り月分に応じて買取金額に上乗せ』
どちらかの方法しかありません。
ちなみに、返戻金を貰うには、廃車手続き→解約という手続きが必要。
ぶっちゃけ、これが面倒な人は買取業者を利用して買上げてもらうのが一番楽です。
以下に紹介しているバイク買取業者は、自賠責保険を買上げしてくれます。
この場合は解約せず、そのまま買取してもらいましょう。
理由は、自賠責保険は月換算になるので、1月以上の契約がないと解約しても返戻金はもらえません。
つまり労力と手間の無駄になるので、この場合は解約せず買取してもらう方がいいです。
ここからは、以上を踏まえてベストな対応を解説します。
バイクを売る時【自賠責保険のベストな対応】
解約or買上げ、どちらの選択にするべきか答えると…
- 自賠責が1年以上残っている→自分で解約して返戻金を貰う
- 自賠責の残り月が1年未満→解約せず買取業者or買い手に買上げてもらう
こんな感じです。
なぜ、上記のような結論になるというと…
陸運支局や市役所に行き廃車手続き(排気量によって手続きする場所は違う)
という訳でして、バイクの自賠責保険を解約する手間を考えると、割に合わないんですよね。
そのため、本記事では、1年未満しか自賠責保険が残っていない場合は、迷わず買上げしたもららことを推奨しています。
とはいえ、かなりザックリ説明しただけなので、納得していない方もいるかと思います。
そこで、もう少し深堀します。
【表付き】各排気量別の自賠責保険の返戻金額について
という訳で以下にて、各排気量の返戻金額を表付きで解説。
原付(125cc以下) | 軽二輪(125~250cc以下) | 小型二輪(250cc超) | |
---|---|---|---|
始期前解約 | 12,690円 | 23,420円 | 13,440円 |
24ヶ月 | 4,920円 | 9,090円 | 8,170円 |
12ヶ月 | 2,440円 | 4,500円 | 4,050円 |
1ヶ月 | 2,000円 | 380円 | 340円 |
小型二輪は、最長が37ヶ月なので、それで計算した返戻金の金額です。(離島は除く)
また、平成25年4月~29年3月の自賠責保険した場合の解約返戻金の一例です。
こんな感じでして、赤線がそれぞれ残り1年での解約返戻金の金額です。
1年あるなら、どのクラスでも返戻金2,000円以上が戻ってきます。
小型二輪(250cc以上)と軽二輪(125~250cc未満)のベストな対応
- 1年未満なら買取業者に買上げ
- 1年以上は自分で解約して返戻金をもらう
この場合は1年未満でも、解約せずに買上げしてもらうといいかも。
自賠責保険があるのは、買取金額アップの交渉材料として使えます。
こんな感じですね。
125cc以上の場合は解約の手続きに陸運支局や、軽自動車協会に行く必要があります。
県によっては1ヶ所しかない場合もあり、手間を考えると、1年未満は割に合わないです。
1年の有効期間がある場合は
- 軽二輪(125~250cc未満)は4,500円
- 小型二輪(250cc以上)は4,050円
これだけの返戻金が戻ってくるので、手間を考えても許容範囲かと。
原付バイク(125cc未満)ベストな対応
- 1ヶ月未満なら買取業者に買上げ
- 1ヶ月以上は自分で解約して返戻金をもらう
原付バイクは自賠責の有効期間が1ヶ月あれば、2,000円の返戻金が貰えます。
廃車手続きは、市役所に行くだけなので、軽二輪や小型二輪に比べて圧倒的に楽です。
そのため、1ヵ月以上の有効期間があるなら、手間を考えても割に合うかと。
自賠責保険を自分で解約して返戻金を受け取る手順
- 必要書類を揃える
- 保険会社に連絡
- 必要事項を記入して保険会社に返送する
上記の通り。
順に解説します。
必要書類を準備
- 自賠責証明書
- 廃車証明書
- 印鑑
- 保険標章(ナンバープレートに貼ってあるステッカー)
- 振込先となる本人名義の銀行口座番号
これだけ。
廃車証明書は文字通り、バイクを廃車した時に発行してもらえます。
原付バイク(125cc未満)の廃車手続きに関しては、廃車手続きに関しては、原付バイクを廃車してから誰かに譲る方法まとめ【無料でできます。】にて詳しく解説しています。
控え目に言って原付の廃車手続きは、めちゃくちゃ簡単。
125cc以上は、廃車する手間が段違いです。
面倒なら買取するのが楽。
保険会社に連絡→必要事項を記入して郵送
- 保険会社に解約したいと連絡を入れる
- 必要事項を記入して郵送
- 手続き完了→口座に返戻金が振り込み
①では、保険会社に連絡すると、翌営業日に手続きに必要な書類が送られてきます。
②で書類を記入し郵送したら保険会社が受理します。
受理するまでに7~10日ほどかかります。
この期間に1月跨ぐと損するので早めに郵送しましょう。
③郵送してから、1週間~2週間ほどで、返戻金が振り込まれます。
ちなみに、保険会社への連絡先は、自賠責保険の下の方に書いています。
売る前より先に必要書類を保険会社に請求して準備しておく事も可能でして、3日ほど節約できます。
自賠責保険を解約せず買取業者に売る前に知ってほしいこと
知っておいてほしいこととして、自賠責保険はバイクを売った後に解約できるということです。
そのため、買取業者を利用したけど、『買上げに未対応だった』、『自分で解約して返戻金を貰った方がお得』
こんな場合は、後出しじゃんけん方式で、バイクを売った後に自分で解約するといいです。
買取業者は解約返戻金を説明してくれない
大前提として、バイク買取業者はなるべくなら、安く買い取りたいと思っています。
まあ、商売なので当然ですよね。
そのため、買取価格を上げるような提案を業者側からすることはほぼ皆無。
なので、自賠責の解約返戻金を説明してくれません。
買上げしたいなら、自分から『自賠責保険が残っているのでその分の価格を上げてほしい』
と言った提案が必須です。
事前に自分で返戻金がいくらか調べておく
先ほども言いましたが、買取業者はなるべく安くバイクを買い取りたいと考えています。
そのため、『事前に返戻金がいくら戻ってくるのか調べておくことが重要です。』
これをしないと、結果的に損をする可能性があります。
事前に調べておくことで、自分で解約して返戻金を貰うか、解約せず買取してもらうかの判断を下せます。
【参考例として筆者(私の場合)を紹介。】
バイクは買取業者に売りましたが、自賠責は自分で解約しました。
理由としては、買取価格は満足でしたが、自賠責の買上げによる上乗せはイマイチだったので…
結果的に、上記画像の通り、8,000円以上の返戻金が戻ってきたので、満足でした。
事前にいくら戻っているのか調べていることで、金銭的な損失を回避できます。
自賠責保険を解約せず買取業者に売るメリット
面倒な手続きしたくないなら、この方法がベスト。
メリットとしては
- 買取業者が全て手続きを代行
- 書類を紛失しても再発行も代行
- 買取金額に自賠責分を上乗せ
紹介した注意点を考えても、面倒な人は迷わず利用するべき。
自賠責保険が切れてても問題なし
- 問題なく売れる
- 必要な手続きもない
- 切れてても査定額が下がる要因にはならない
上記の通り、自賠責保険が切れていていることによるデメリットはほぼなし。
問題なく買い取ってくれます。
バイク売る際の自賠責保険のまとめ
- 自賠責保険の返戻金は1年未満は少額
- 軽二輪(125cc以上)は解約が手間
- 買取業者は全て無料で代行してくれる
上記の通りなので、軽二輪(125cc以上)バイクや、自賠責が有効期間が1年未満の場合は解約せず売るべきですね。
時間と労力を考えると、得られる対価が少ないです。
以下で紹介する買取り業者なら、自賠責保険の買上げが可能です。
解約を代行してくれて、更に買い取り金額を上げてくれる(交渉あり)なので、圧倒的に楽。
という訳で今回の記事は以上です。
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